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鉄部の錆ってすごいですよね~

放置すれば錆が腐食していき素材が朽ちてきますから、

そうなる前に是非とも塗装でメンテナンスをお勧めいたします。

この鉄部も写真も錆部分が出てきて、劣化が進んでおります。

このまま放置してしまうと、既存素材までも朽ちてしまいます。

そうなれば、塗装だけでは追いつかなくなります 😐

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まずは、ケレンをしっかり行い、

ケレンとは

ケレンを行う目的は、大きく2つ。

塗布面の整調

一つ目は、上記のとおり塗料を塗る前に塗る面を整えることです。

塗料は、構造物や建築物をさびや汚れといったダメージから保護するために施されます。その効果を最大限に発揮するためには、塗膜が被塗面にしっかり密着している必要があります。カサブタが出来ている傷にいくら上から薬を塗っても効能が届きにくいのと同じようなもので、異物の上からいくら高性能な塗料を塗っても効果が半減してしまうのです。

そのため塗布のまえに、邪魔になるもの=さび、黒皮(鋼材を熱処理した際に発生する黒い酸化物)、塩分、水分、粉塵、塵埃などの付着物を出来るかぎり取り除く必要があります。特に鉄部では、さびが進行しないよう付着物を取り除くことがケレンの大きな目的です。

付着性の向上

二つ目は、被塗面に凹凸を付けて、塗料の付着をよくすることです。

つるつるの表面、たとえば鏡にサインペンで文字や絵を書いても擦ればつるっと簡単に落ちてしまいます。しかし表面がざらっと凹凸のある壁紙に書いたら落とすのはとても大変です。これはわずかな凸凹(専門用語で、アンカーパターンと言う)が出来ることで表面積が広くなり、剥がれにくくなるためです。

このように材料表面の微細な凹凸に塗料を入り込ませてしっかり定着させることを投錨効果(アンカー効果)といいます。この機械的性質を利用して、塗膜を長期間、美しくキープさせます。余分な汚れを取るのと同時にわざと被塗面に凹凸をつけていくこともケレンのもうひとつの目的です。

塗膜を長く持たせるための要因図
[図1]塗膜を長く持たせるための要因図

出展:関西鋼構造物塗装研究会 編『塗る : やさしい塗装のはなし』

ケレンの重要性:塗料の目的を果たすこと

もしケレンをしなかったり、いい加減にしか行わなかったらどうなるのでしょうか?

プロにはそんなこと考えられないかもしれませんが、最近は自宅の建物や門扉などのエクステリアメンテナンスなどは自分でとお考えの方も増えています。見たところあまり汚れていないし、手間やお金もかかるからケレンを省いて塗料を塗ってしまおうと考える人もいるかもしれません。

しかし、そもそも塗装とは、構造物や建築物をダメージから守るために行うものです。ケレンをしないと、仕上がりや効果、そして耐用年数に悪影響を及ぼします。
まず考えられることは、塗膜の剥離。ホコリなどの汚れを落とさないまま、なおかつ表面の凸凹が少ない状態では塗料は被塗面にしっかり食いつきません。風雨や紫外線にさらされれば、塗面は簡単に剥がれ落ちてしまいます。剥離は見た目にも良くないだけでなく、剥がれた箇所からさびなどの劣化が進行し、さらにそのさびを放置しておくと、構造物をもろく劣化させ損傷させる原因にもなります。

ケレンの効果:塗料の種類や重ね塗りよりも重要

ケレンの効果は、数字の上でも一目瞭然です。以下の表「各種の要因が塗膜寿命に及ぼす影響」をご覧ください。なんと、素地調整(ケレン)が塗膜の寿命に及ぼす影響は50%近くにも及ぶのです。

とあるように非常に重要な作業なんです。

 

そして地味な作業でもあります。

だけどこの作業が本当に大事です。

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その作業の後錆止め+上塗り回でここまできれいに仕上がりました!!



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